
eSIMって何?
従来のSIMカードとの違いを
5分で理解する
スマホの通信に欠かせない「SIMカード」。最近では「eSIM(イーシム)」という言葉を目にする機会も増えてきました。
この記事では、eSIMとは何か、従来のSIMカードとの違い、そして私たちにどんなメリットがあるのかを、5分でわかりやすく解説します。
SIMカードとは?
SIM(Subscriber Identity Module)カードは、スマートフォンなどのモバイル端末で通信(電話・インターネット)を行うための「通信契約の情報」が入った小さなICチップです。
これをスマホに差し込むことで、各キャリアの通信回線が使えるようになります。
eSIMとは?
eSIM(embedded SIM)は、あらかじめ端末本体に埋め込まれているSIMのこと。物理的なカードを差し替える必要がなく、QRコードや専用アプリで通信契約を切り替えることができます。
つまり、「差し替え不要で、スマホの中だけでSIMが切り替えられる」新しいSIMの仕組みです。
従来のSIMとの違いを比較
項目 | 従来のSIMカード | eSIM |
---|---|---|
形状 | 物理カード(nanoSIMなど) | 端末内蔵(チップ) |
差し替え | 必要(ピンなどで交換) | 不要(設定のみで切替) |
複数回線の管理 | 難しい(カードを入れ替える必要あり) | かんたん(設定で切替可能) |
紛失の可能性 | あり | なし |
即日開通 | 店頭や郵送が必要なことも | オンラインで完結可能 |
eSIMのメリット
すぐに使える
オンラインで申し込み、QRコードを読み取るだけですぐ開通できます。
SIMの差し替えが不要
とっても手軽で紛失や損傷の心配もありません。
海外旅行で便利
現地eSIMを追加してデュアルSIMとして使えます。高額な国際ローミングを避けながらスマートに通信コストを抑えることができます。
複数の回線を使い分け可能
主回線・副回線をスマホ1台で切り替え可能です。
eSIMの注意点
eSIM非対応のスマホでは使えない
iPhoneではXR以降、Androidも一部対応機種のみとなっているため、対応端末かどうか確認する必要があります。
通信事業者がeSIMに対応している必要がある
そもそも通信授業者が対応していなければ通信を確保することができません。事前に調べておくとよいでしょう。
まとめ
eSIMは、これからのモバイル通信の新しいスタンダード。
物理的なカードから解放され、スマホの設定だけで通信回線を切り替えられる便利な仕組みです。
特に、海外旅行、デュアルSIM運用、オンライン手続きの手軽さを求める人には、eSIMは大きなメリットとなるでしょう。今後のスマートフォン選びでは、「eSIM対応かどうか」もぜひチェックしてみてください。