海外旅行にはとても重要だけど少し厄介な通信の問題。いつもの回線を使うと通信費が高くついてしまうし、現地でSIMを購入するとなると言語など様々な壁に直面してしまいます。

では実際どうすれば費用を抑えられるのか、どんな節約手段があるのかを本記事で解説していきます。

eSIMを上手に利用して、通信費を半額にしましょう！

海外通信の一般的な選択肢とそのメリット・デメリット

国際ローミングサービス

回線を変更することなく、そのままの状態で利用できるのが国際ローミングです。いつもの端末でいつものプランで利用できるため、手軽なのがメリットです。

しかし、そのまま国際ローミングにしておくとデータ通信料金が非常に高額になる可能性があるという大きなデメリットがあります。海外でデータ通信を行うと、通常料金よりも高額な料金が発生し、場合によっては数万円を超える請求になることもあります。

現地でのSIMカード購入

現地の空港や街中の携帯ショップ、コンビニエンスストアなどでSIMカードを購入することができます。国際ローミングとは違い現地の回線を使用するため、値段は抑えられることもメリットです。

デメリットもあります。海外の店舗で購入するためある程度の外国語の知識が必要になります。また、パスポートやホテルの住所などの身分証明や連絡先が必要になる場合があります。物理SIMなのでカードの入れ替え等の作業も必要になります。

空港でのレンタルWiFi

空港でWi-FIをレンタルするメリットとしては、手軽に利用できることや複数の端末で同時に接続できること、海外ローミングよりも値段が抑えられる可能性があることです。

一方で荷物が増えたり、受け取り・返却をしなくてはならない手間があります。また、バッテリー切れのリスクやデータ容量の制限などもあり、紛失や盗難のリスクもあることがデメリットとして挙げられます。

eSIM

eSIMは物理SIMと違い、カードの差し替えが不要のため手間が省けます。SIMカードの紛失や故障のリスクもありません。また、オンラインで手続きが完結するので店舗等に行く必要もなく、最短即日で手軽に利用できます。様々なプランがありますので、自分に合ったものを選び、費用を節約することも可能です。

デメリットとしては、比較的古い機種では対応できない端末もあります。また、オンライン契約が基本なので安定したインターネット環境が必要です。データ通信専用のeSIMの場合は電話番号を使用したサービスが利用できません。

なぜeSIMで通信費を節約できるのか

物理的な店舗運営コストがかからない

オンラインで手続きが完了するため、実店舗を持つ必要がありません。なので店舗運営のコストが削減でき、その分お手頃な値段で提供することが可能になります。

複数の国に滞在する際に柔軟に対応できる

訪問する国ごとにeSIMを取得することもできます。複数の物理SIMを持ち歩き、差し替える必要がありません。なのでカードを紛失する心配も、滞在先が変わった際に正しいSIMカードを差し込んでいるかの確認も必要ありません。端末の設定を変更するだけで簡単に管理できます

自分に合ったプラン選択を選べる

短期間から長期間、データ容量の少ないものから無制限のものまでなど、商品のラインナップが多く自分に合ったプランを探すことができます。滞在先・データ容量・日数などから自分に合うものを選ぶことで、余分な費用を省くことが可能です。

eSIMを最大限活用するためのデータ節約テクニック

オフラインマップのダウンロード

知らない土地で行動するときに必須な地図。事前にダウンロードしておくことで現地でのデータ使用量を節約することができます。

地図アプリで有名なGoogle mapでも、エリアを選択して周辺地図を事前にダウンロードすることができます。

WiFiスポットの活用

国内と同じように現地でもフリーWi-Fiを利用することができます。多くの場合、空港、カフェ、レストラン、ホテルなどで利用が可能です。上手く利用することでデータ使用量を節約できる手段のひとつです。

日本のフリーWi-Fiと同様に暗号化されていない場合が多く、セキュリティが弱いのが注意すべき点です。理解したうえで気を付けて利用しましょう。

データ使用量の多いアプリの設定調整

通信量の多いアプリを特定して通信制限を回避するのも有効な手段です。ゲームや音楽ストリーミング、動画視聴などのアプリはデータ使用量が多い傾向にあります。

端末の設定画面でも確認できますし、通信量をチェックできるアプリもストアでダウンロードすることができます。普段からギガの減りが早いと思った時は確認してみると良いかもしれません。

バックグラウンドデータ通信の制限

バックグラウンドデータ通信とは、ユーザーがアプリを操作していなくても裏で自動的に行ってしまう通信を指します。このとき情報更新や通知の送受信をしています。

アプリごとに設定を変更することもできますので、不要なアプリのバックグラウンドデータ通信はオフにしておくと良いでしょう。

よくある質問